カルディでも売ってる『ゆずすこ』ってなに?使い方から販売店まで
「ゆずすこ」という名前を聞いたことがありますか? ゆずすこは料理にかけたり隠し味として使ったりと幅広い使い方ができて大人気の調味料です。今回はそんなゆずすこについて、使い方や販売店まで幅広くご紹介します!
この記事の目次
ゆずすこってなに?
ゆずすこを一言で表すなら、「ゆずこしょうを液体にしたもの」です。福岡県にある高橋商店から、2008年に初めて販売された調味料。もともと九州地方はゆずこしょうが名産品で、「もっとゆずこしょうに親しんでもらいたい」という想いから開発されました。
ゆずすこはゆずこしょうと比べると塩気が少なく、ゆずの風味を活かした使い方に向きます。1本75g入りでタバスコの瓶のような形状をしており、食卓に置いたり持ち歩いたりするのにも便利なサイズです。
ゆずすこの名前の由来
ゆずすこという一風変わったネーミングには、一度聞くと忘れられないインパクトがありますよね。名前の由来はゆず皮の「ゆず」にお酢の「す」、そしてこしょうの「こ」。それぞれゆずすこに使われている原材料名からきています。語感がタバスコと似ているので、てっきりタバスコに似せたのかと思う方が多いのですが、実は違うのです。
ちなみに、ゆずこしょうにこしょうは入っていません。九州地方の一部で、青唐辛子のことを方言でこしょうと呼びます。そのため、胡椒が使われていなくても「ゆずこしょう」というのです。
ゆずすこの原材料は?
ゆずすこに使われている原材料は「醸造酢、唐辛子、ゆず皮、食塩」と至ってシンプル。そのため、使う食材にはこだわっています。
宮崎県東米良産の青ゆず
ゆずは宮崎県東米良産。香りが高いことで知られ、ジャムやリキュールにも利用されています。東米良は標高300〜500メートルの山間部にあって寒暖差が激しく、ゆずの栽培に最も適した環境です。そのため、強い香りをもち品質のよいゆずが穫れます。
使用するゆずは青ゆずです。完熟した黄ゆずは栄養分が果肉にあり皮の香りが少ないのに対し、青ゆずは皮にたっぷり栄養が蓄積されているため香りが高いのが特徴です。さらに機械ではなく1個1個手むきをすることで、香りが飛ぶのを最小限に抑えています。
香りの強い唐辛子
ゆずすこの特徴は、そのピリッとした辛さにあります。使用しているのは風味がよく辛さが強い青唐辛子。辛味が強いものを厳選しているため、少量でスパイシーな辛さが出せるのです。
こだわりのお酢
創業300年を誇るお酢屋さんで、300種類ものの中からゆずすこに合うものを厳選。独特の酸味と辛さを損なわないような種類やバランスを吟味し、爽やかな酸味を出すことに成功しました。
このように、選びぬいた食材を絶妙なバランスで配合することで、香り高くスパイシーなゆずすこの商品化が実現したのです。
ゆずすこの栄養素は?
■ゆずの美容効果
ゆずすこに使われるゆずにはビタミンCが豊富に含まれています。その量はなんとレモンの2倍! 風邪予防や美肌に効果的です。さらに酸っぱさの元であるクエン酸には疲労回復・ダイエット効果があり、皮に含まれるリモネンという成分は血流をよくしてくれます。
また、ゆず皮にはビタミンEも豊富です。ビタミンEは若返りのビタミンとして知られ、抗酸化作用や血流促進作用があります。
■唐辛子の美容効果
唐辛子には、少量でも脂肪燃焼効果のある辛味成分カプサイシンが含まれています。カプサイシンは中枢神経を刺激してアドレナリンなどのホルモンの分泌を促します。アドレナリンは脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化させ、脂肪の燃焼を促します。すると体温が上がって発汗し、あたかも運動したあとのような状態が得られるのです。カプサイシンダイエットがブームになったこともありましたね。
血行がよくなることで新陳代謝もあがり、唾液や胃液の分泌を増やして食欲増進効果もあります。
胃腸を刺激するため、便秘の解消にも役立ちます。
なんでもそうですが、摂りすぎると逆効果ですので適量を守りましょう。
ゆずすこの使い方
ゆずすこの持つ爽やかな酸味と辛さは、和洋中韓どんな料理にでも合うのが特徴です。そんなゆずすこの使い方について見ていきましょう。
■和食にかける
焼き魚や湯豆腐といった定番ものから、おでんや味噌汁にも合います。サラダのドレッシングに少量混ぜても良いアクセントに。から揚げや餃子、焼き鳥などの肉料理にも合います。また、意外な組み合わせですがお刺身に少量かけるのもおすすめです。
■洋食にかける
カレーやシチュー、ピザ、パスタなど、一見合わなそうな料理でも不思議とマッチします。マヨネーズをかけたお好み焼きにかけてもおいしいです。
■鍋・麺にかける
2016年1月に放送された「マツコの知らない世界」で、ゆずすこが鍋料理のお供として紹介されたほど、薬味としてのポテンシャルはお墨付きです。ラーメンやつけ麺、うどんなど麺類にも合います。
■アレンジも
かけるだけでなく、料理に加えるのもおすすめ。唐揚げを漬け込むタレに入れると、柚子胡椒味の唐揚げに。和風のパスタにもアクセントを与えてくれます。 さらに公式サイトでは、ゆずすこを焼酎にかけるというアレンジもオススメしています。ゆずの香りはお酒に合いそうですね。辛いものとお酒が得意な人はぜひチャレンジしてみてください。
ゆずすこ「5ヶ条の心得」とは?
ゆずすこには使い方にポイントがあります。ゆずすこの公式ホームページに「ゆずすこ 5ヶ条の心得」なるものが載っていますので、チェックしておきましょう!(http://www.yuzusco.com/SHOP/17010.html)
1、よく振って使うべし
原料が沈殿している可能性があるため、使うたびに振るのがポイントです。
2、一度開けたら冷蔵庫で保存すべし
開封後は冷蔵保存が基本です。
3、色々な料理にまずかけて味を確かめるべし。ただし、かけ過ぎに注意されたし
ゆずすこはタバスコのようなサイズ感です。そのため食卓に置いたり出先に持っていったりして、どんな料理にも手軽にかけて使うことが可能。味に飽きたときや途中で味を変えたいときにもぴったりです。ただし刺激物なのでかけ過ぎには注意しましょう。
4、気に入られたら知人に紹介されたし
ホームページにこんなことが書かれているのがユニークですね。美味しいものを食べたら誰かに教えたくなるのが人の心理。辛いもの好きな家族や友達におすすめしてみてはいかがでしょうか。
5、海外への手みやげに利用されたし
「九州から世界へ!」を目指しているゆずすこ。和製ハーブとも言えるゆずを使った和風調味料であり、ピリッとスパイシーな味わいが海外の人にも人気です。
ゆずすこはどこで買えるの?
・高橋商店本社観光売店
・福岡岩田屋
・久留米岩田屋
・柳川本店
・西鉄柳川駅前店
・福岡空港
・大分空港
・佐賀空港
ゆずすこは販売元である高橋商店の店舗で購入可能です。また、九州にある各空港の売店「ANA FESTA」でも取扱いがあります。主要駅の構内で買ったという情報もあり、主に九州の大規模なおみやげ店で売られていることが多いようです。最近はコーヒーで有名なカルディでも売っていますね!
また、楽天市場やAmazonでも買えますよ。ここに両方のリンクを貼っておきますね。
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ゆずすこの姉妹商品
ゆずすこを製造販売している高橋商店では、いくつか姉妹商品を出しています。その一部をご紹介しましょう。
■ゆずすこレッド
ゆずすこレッドは燃えるように真っ赤な見た目が特徴的。ゆずすこを愛用している若い世代から「もっと辛いタイプを出してほしい」という要望が多く寄せられたことから開発されました。沖縄産の島唐辛子が使われており、タバスコのような強い酸味と辛味があります。ゆずすこの辛さでは物足りないという人は試してみてはいかがでしょうか。
■しょうがすこ
ゆずすことそっくりなパッケージで、原材料のゆずをしょうがに変えた辛味調味料です。しょうがすこに使われている大生姜は、辛味がまろやかで香りが高いのが特徴。ひとつひとつ丁寧に皮むきを行うことで、香りが飛ばないよう工夫されています。しょうがは昔からさまざまな料理に使われており、鍋や麺類のトッピングにはもちろん、生姜焼きや馬刺し、ハンバーグ、味噌汁にもぴったりです。
■セット販売も
ゆずすこレッド・しょうがすこは共に1本540円(税込)で、高橋商店のオンラインショップではゆずすこと合わせた3種類の詰め合わせも販売されています。いろんな味を試したい方におすすめですよ。
■九州限定ゆずすこ
九州限定のゆずすこです。従来のゆずすこに出汁が加わってまろやかに仕上がっています。九州の素材にこだわった贅沢な逸品!
ゆずすこのように使える!タバスコ型商品いろいろ
ゆずすこのブームが先駆けとなり、日本全国でタバスコ型調味料が開発されるようになりました。一振りで料理の味に変化をつけられる手軽さと、地元の名産品を活かしているためおみやげのネタになるという点が人気を集めているようです。代表的なものをご紹介していきましょう。
■レモスコ / レモスコRED
広島県で60年間タレを作り続けてきたメーカー、ヤマトフーズ株式会社が開発した商品。ゆずすこにヒントを得て、「広島産レモンを使った広島ならではの調味料を」というコンセプトで作られています。瀬戸内産レモンと海人の藻塩、唐辛子とシンプルな材料を使い、まろやかな酸味と辛さが特徴です。
レモスコREDは、レモスコに島根県奥出雲産のハバネロを加えて辛さを前面に出した和製ホットソースとなっています。とはいえ辛味はそこまで強くはなく、レモンの酸味と香りが活きています。
レモスコ・レモスコREDは1本432円(税込)で、広島県内のお土産屋さんなどで購入できます。遠方の場合は瀬戸内レモン農園のオンラインショップでも購入可能です。
■鬼スコ
ゆず胡椒の類似品であるすだち胡椒。それを液体にしたのがすだち胡椒ソースの鬼スコです。すだち胡椒をペーストにしたものに、すだち酢を加えて酸味を出しています。徳島県にあるおいし工房で作られており、1本540円(税込)で青・赤の2種類があります。ちなみに「鬼」うまい「す」だち「こ」しょうの略で鬼スコという名前なのだそう。徳島県物産協会のオンラインショップや、楽天市場・Amazonなどからも購入できます。
■かぼすこ
日本一の生産量を誇る、大分県産のかぼすに唐辛子を加えた調味料です。パッケージの絵はかなりシュールですが、かぼすの爽やかな酸味とピリッとくる辛味が絶妙なバランス。1本648円で、大分県内のお土産屋さんや、楽天市場・Amazonなどからも購入できます。
■WASAFURU(ワサフル)
静岡県の修善寺醤油で作られている、わさびを主体としたソースです。わさびの生産地として有名な伊豆天城山産のわさびを使用し、ツーンとした辛さの中にも清涼感のある味わいです。パッケージには「唐揚げ・サラダ・ピザ・お好み焼き・グリルチキン・ビーフステーキなどにどうぞ」とあり、和風の調味料ながら洋風の料理にも相性抜群です。
WASAURUは1本540円(税込)で、静岡県内のお土産屋さんや、楽天市場・Amazonなどからも購入できます。
■スコウメ
紀州南高梅と唐辛子がコラボレーションした商品。和歌山県みなべ町にある梅干専門店で、市販のタバスコに梅を加えたオリジナルの調味料を使っていたところ、人気が広まり商品化されました。パンダのパッケージがキュートですね。1本540円(税込)で、みなべ町の店舗やぷらむ工房のオンラインショップで購入できます。
ゆずすこの使い方は無限大!
ゆずこしょうを液体にするというアイデアで手軽に使えるようにしたゆずすこは、1本あれば何にでも利用できるとても便利な調味料です。料理を美味しくしてくれて、健康にもいいゆずすこをぜひ試してみてください。